このコースは、心理の専門家だけでなく、ビジネスパーソンやコンパッション・トレーニングに興味のあるすべての人たちのために、開設されました。コンパッションを育んでいくアプローチは、以下のように、国内外でたくさん行われております。
★コンパッショネイト・マインド・トレーニング(イギリスのダービー大学のポール・ギルバート博士)
★マインドフル・セルフ・コンパッション・プログラム(アメリカのクリス・ガーマー博士とクリスティーン・ネフ博士)
★コンパッション・カルティベイション・トレーニング(コンパッション・インスティテュートのトゥプテン・ジンパ氏)
★アプライド・コンパッション・トレーニング(アメリカのオックスフォード大学のジム・ドッティ博士とロバート・コージック博士)
★ビーイング・ウィズ・ダイニング・プログラム(アメリカのジョアンナ・ハリファックス老師)
★慈悲の瞑想・コンパッション・メディテーション(アメリカのボストン大学のステファン・ホフマン博士)
★カルティベイティング・エモーショナル・バランス(アメリカの感情心理学者であるポール・エクマン博士)
などが行われています。
いずれのアプローチも、仏教をルーツに持っておりますが、宗教色を排除して、科学的な手法によりコンパッションのトレーニング形式にしたものになっております。
上記の差異としては、コンパッションに対する捉え方(定義)が異なっているため、それらを育成するアプローチが異なっています。
例えば、瞑想やイメージ法を中心としたトレーニング方法であるのがほとんどですが、コンパッショネイト・マインド・トレーニングは科学的な手法でコンパッションが育まれるアプローチはすべて採用しており、例えば、筆記療法、呼吸法、さらにはエンプティ・チェアなどの技法が取り入れられています。
また、カルティベイティング・エモーショナル・バランスやコンパッショネイト・マインド・トレーニングは、脳や感情に対する心理教育を取り入れていますが、他のアプローチは解説してもごくわずかで、多くの時間を瞑想にあてています。
さらに、抑うつや不安などの精神症状(臨床症状)を持っているクライアントはお断りしているといった、このトレーニングに入る前のお約束があるのがほとんどですが、コンパッショネイト・マインド・トレーニングは、そうした精神症状を緩和するために開発されてきたために、お断りはしておりません。ただし、その場合はトレーニングではなく、治療が必要となるため、コンパッション・フォーカスト・セラピーを受けることをお勧めしております。
本コースでは、ビジネスパーソンや興味を持っている誰もが受けられるコンパッションネイト・マインド・トレーニングとして、8週間のトレーニング・コースを開設しました。
次のコースは、2025年1月~2月の水曜19時~21時(24期)の受講者を募集しております。
★2024年9月期(23期)のコースの日程は?
Week 1: 9/ 4 (水) 19:00~21:00
Week 2: 9/ 11 (水) 19:00~21:00
Week 3: 9 /18 (水) 19:00~21:00
Week 4: 9 /25 (水) 19:00~21:00
Week 5: 10/ 2 (水) 19:00~21:00
Week 6: 10/16 (水) 19:00~21:00
Week 7: 10/23 (水) 19:00~21:00
Week 8: 10/30 (水) 19:00~21:00
→申し込みは終了しました。24期のコースにお申込みください。
★2025年1月期(24期)のコースの日程は?NEW!!
Week 1: 1/ 8 (水) 19:00~21:00
Week 2: 1/ 15 (水) 19:00~21:00
Week 3: 1 /22 (水) 19:00~21:00
Week 4: 1 /29 (水) 19:00~21:00
Week 5: 2/ 5 (水) 19:00~21:00
Week 6: 2 /12 (水) 19:00~21:00
Week 7: 2 /19 (水) 19:00~21:00
Week 8: 2 /26 (水) 19:00~21:00
→講師の都合により日程が変更されることがございます。
★コースの申し込み方法は?
本ホームページ内の「お問い合わせ」から、件名に「2025年1月期コンパッション・フォーカスト・セラピー・ベイシック・コース参加希望」と明記し、お名前とメールアドレス、メッセージを添えて、お申し込みください。
★コンパッション・フォーカスト・セラピーとは?
コンパッション・フォーカスト・セラピーはイギリスの行動・認知療法学会の元学会長のポール・ギルバート博士によって開発された心理療法です。
★このコースの目的は?
このアプローチを実際に用いるためには、まずは、ご自身による体験的な学習が必要になってきます。このベイシック・コースは、日常生活の中で、より積極的にコンパッションを育み、実践することを目的としたプログラムになります。
★このコースの参加条件とは?
マインドフルネスの実践を深めたい方、コンパッションに興味がある方、コンパッションのエクササイズを体験したい方、心理療法としてクライアントに活用したい方などにお勧めです。
★プログラムの内容は?
Week 1:コンパッションとは?インテンション・セッティング、コンパッションレベルチェック、呼吸法
Week 2:自己批判の役割とは?古い脳と新しい脳、感情制御の三つのモデル、コンパッショネイト・カラー
Week 3:スージング・システムを活性化させるためのスイッチ、安全な場所にいるイメージ
Week 4:コンパッションに満ちた自分のイメージ、慈悲深い他者からの言葉かけ
Week 5:コンパッションの恐れチェック、セルフ・コンパッションを妨げる要因の探索
Week 6:慈悲の代替思考とケース・フォーミュレーション
Week 7:コンパッショネイト・レター・ライティング
Week 8:コンパッショネイト・アクション
★コースの進め方は?
毎回120分のクラスで、チェックインを兼ねた宿題の振り返り、各テーマについてのレクチャーと対話、エクササイズの実践、次週までの宿題の共有という流れで行っています。クラスの中では、参加者同士のエクササイズの実践や対話などを実施しながら、お互いにコンパッションの実践を深めていきます。基本は、全8回の参加が必須となりますが、記録用としてセッション最中の様子を録画しておりますので、もし、欠席されても事後の学習は可能です。
★コースの参加の仕方は?
Zoom(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)を使用します。会議IDは、参加者に別途、お知らせいたします。
★コースの参加費用は?
コンパッションのトレーニングとして、スタンフォード大学のCCT(Compassion Cultivation Training)の395ドルを参考に、ほぼ同じ金額の受講費用となります。詳しくは、お問い合わせください。